

破損したトランジスタの一部を通販で注文したところ、翌日には到着したので早速交換。一応、電圧は正常に戻ったので音出ししました。
正直荒っぽいけど、レベルは相当高い。エージング前でこのレベルとはかなり期待させます。
改造がなかったらここまではない製品だとは思うけれど、これはかなりイケてます。
気がつくと投資金額も10万円超えになっているような、いないような・・・
店主日記のレビューはまんざら間違いではありませんでした。中域から下が濃い。これはたまらんです。ブルーノートものはアルテックかと思うような鳴りっぷり。でもそれなりにパーツを投資してあるので、濃いだけではなく現代的な音抜け感はしっかりあります。
ただ、未交換のトランジスタがまだあり、それが破損してしまっているのか微小なハムがあります。バッファアンプとして使う場合は全く問題ないレベルですが、プリアンプとするとちょっと問題ありでしょうか。
サンバレーさんに問い合わせたところ、交換用のパーツはあるとのこと。廃番のモデルにもかかわらず、対応は早くて気持ちの良いものでした。ただ発送は来週になってしまうようです。
おもな改造ポイントを列挙しておきます。
・ヒューズをやめてブレーカーへ交換。
おなじみのやつです。ケースの穴は小さいので加工が必要。
・B電源のダイオードをA&R Labのダイオードへ交換
耐圧600V程度のものが必要なので、SBDは無理です。交換した製品ですがいいみたいです。底板にドリルで穴をあけて取り付けました。
・入力カップリングをオイルコンから銅箔コンデンサ T-Cap Cu 004へ
東一のオイルコンはあまり好みではなかった経験があり、最初から交換してみました。最初の候補はムンドルフ(銀)だったんですが、コイズミ無線でスピーカーで試聴させてもらったところ、かなりエージングが必要な感触だったので再検討。さんざん悩んだ挙句、東一のこのハイグレードシリーズに決定。音がいいんでお店の一押しだそうです。キットの推奨パーツでもあります。ただ悲しいことに既に生産は終了。不景気ってこういうことなんですね。音は他と比較していないですが、相当なもののように感じます。
・コンデンサ交換
平滑用は増量。JJの100uFのもので過去に買っていたもの。他にはシルミックを導入して色っペー音に。基板裏にもちょこちょこコンデンサを取り付けました。付けたのは主にA電源の方です。真空管アンプの場合、B電源側は耐圧が高いものが必要なのであまり選択肢はありませんね。
・セイデンのロータリースイッチ
金メッキスクワランオイル仕様のもの。これ高いです。売り文句では抵抗値が低くスイッチを通さないのと殆ど違わないとか。これも自作用に買っておいたもの。取り付けサイズが合わないのでドリルで穴を広げました。
・配線材
最近マイブームのテフロン銀メッキ銅線を使用。シールド線にはオヤイデPCOCC線。入力側は付属のシールド線を使いました。全部オヤイデにすると束ねたときあまりに太すぎるので。配線材の選択には悩みました。太い線材はやっぱり細かい内部配線に向かないので。手持ちにオーグラインもあったのですが、これはちょっとしたテンションで断線しやすい。音はいいんですけどね。
・ハンダ
WBTの銀ハンダ仕様。鉛入りの標準品の方です。融点が低いので使いやすい。最近は融点の高いハンダはあまり使いません。苦労して基板やケーブルを焦がした分に見合うだけの音質アップがあるかというと・・・
最後にこのキット、入力選択基板の配線でアース側が共通になっています。やっぱりというか、となりのソースの音が小さく漏れてきてしまいますね。今のところ2つ以上の機材を繋ぐ予定はないので放置します。気が向いたらパターンを切断して切り替えるようにしてみたいと思います。(色々検索したらこれが原因ではないみたい・・・。グラウンドループもあるけど、切り替え時のノイズを考慮するとこれでいいみたいです)
肝心のヘッドフォンアンプとしての音質ですが、手持ちがSonyのMDR-900STしかないので評価ができません。このヘッドフォン、ハイインピーダンスでこのアンプでは少々厳しいみたいです。過去に作ったDR.DAC改の方がいい感じで鳴ります。
でも、かなり気に入りました。長く使えそうな感じ。