TU-8150 作ってみた

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作りたてホヤホヤの画像。エレキットはキットとしての完成度は世界最高クラスと言って過言はないでしょう。集中して作れば1日で完成するでしょうが、仕事から帰宅後にちょこちょこと作っていたので少し時間がかかりました。いや、キットはもういい・・・

名作TU-870に中毒した時も思ったのですが、エレキットは固有の音を持っておりハイファイ度はそこそこでも唯一無二の存在感があるんです。その後、もっとハイファイなキットを多数製作しましたが、長く使えた機種はそれほど多くはなくエレキットの楽しさに勝るものはそうなかったと思います。
球のアンプに求めるものは何か。絶対的なハイファイではないということに気がついたのは比較的最近。でもそれが一番手に入りにくく難しいですね。

そういう経緯もあってパーツは付属のものを中心としました。大きな変更点はカップリングコンデンサーで、手持ちのJensenです。このおかげか、最初の音出しから十分な音が出てびっくりでした。高域がザクザク言っているのはエージング次第でしょうが、逆にこの感じが好きです。

このキットで気になった点をいくつか
1. ソケット式のコネクターのおかげで真空管交換の幅が広がるが、接点が増えるので音質的な点では・・
2. プラスチックの真空管ソケットは?(ただ黒い方がカッコイイ)
3. 増幅タイプを選べるジャンバーが緩い。ややグラグラしている。
4. 電源トランスを基盤に取り付けるとバランスが悪く、のちの工作がややしにくい。
5. オペアンプのソケットがバネ式。(自分は変更しました)

など、コスト的な制約が少し見え隠れしています。
しかしながら無限の音の可能性を追求できる仕様はとても魅力的。さらにはオペアンプ交換まで!オペアンプ周りは意外とキモですので、ちょっとコンデンサーを追加しています。付属の4580Dでも十分な音が出ています。
オペアンプ周りの基盤設計の集積度はまるでDAコンバーターのよう。半田付け要注意でした。

このモデルは写真のようなスケルトン状態がカッコイイ。しばらく球交換など楽しもうと思います。
そして嬉しいヘッドホン端子。ヘッドホンはもちろんですが、ここからラインへ変換すればラインアンプとして楽しめる。中華デジアンに繋ぐのもアリかと。

プアオーディオはじめました

以前からプアオーディオの視点は基本としていましたが、本格始動なのかも?しれません。
FX AUDIOの真空管ラインアンプが良かったため、デジアンも試しに購入してみるかと。

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FX1002A

最新モデルもありましたが、前段にオペアンプが入っている本モデルを選択。すでに流通在庫のみです。
届いてまずは製品チェック。写真で見るより本体は小さい!本当に小さい。写真のRCAプラグが巨大に見える。
スピーカーを飛ばさないように出力もチェック。DC漏れはでかい。20~30mVくらいはあるか。まあスピーカーを飛ばすことはないでしょう。

TUBE-01Jと接続。音出ししてみると・・・・ナンジャコリャ。いわゆるデジタルアンプの音ではない。どちらかといえば昔使っていたローテルの音に近いかも。ウッドベースがバキバキと。予想を超える展開に愕然としました。
試しにTUBE-01Jをバイパスして接続して音を出すと・・・ぶっちゃけあまり大したことないです。
それがTUBE-01Jを通すとオーマイガー、スピーカーの奥に空間が展開するように。なんか魔法ですね。

1週間程度エージングして向上するかと思いきや、やっぱりオペアンプ交換は必要そう。手持ちから、MUSE02(のちにOPA627へ変更)とOPA2134を出して落ち着きました。この組み合わせが自分的にはしっくりきました。OPA2134はDAC作っていた頃からのお気に入りの一つです。

次にTUBE-01Jの玉転がしです。

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結局、入手したのはソ連製のものとWEのもの。中国、ロシア、アメリカを抑えられればなんとか乗り切れるのか?それぞれ魅力はあるものの、標準の中国管に落ち着きました。この球は反則に近い。

このコストパフォーマンスにショックを受けて、中華デジタルアンプ基盤など引き続き購入してしまいました。
それらのレビューはまた今度。とりあえずFX1002A(オペアンプ入力)は入門編、標準機として正解だったと思います。もちろんオペアンプなしの方がスッキリとはしますが、オーディオ的な快楽度が今ひとつ。
オペアンプ入力で低音のバランスが良くなり、アナログアンプの質感に近くなるようです。

TDA7498Eチップを搭載した別アンプを測定した書き込みを見ると、それほどスペックが高い訳ではないようですが、聴感上は30~40万の下手な国産アナログアンプより良い気がする・・
ちなみに書き込みによく見る残留ノイズの件ですが、能率低めの現代スピーカーで聞く限りは問題のレベルではないです。静寂感はむしろ高い方。他の同チップの中華アンプであったのはアンプのゲインが高すぎて入力のノイズを盛大に拾ってしまっている現象。FX1002Aでは問題になるレベルと思えないですが。
または安物のACアダプターによるのではと?

まずはFX AUDIOに感謝ですね。あのバイヤーさんは只者ではない。日本代理店のプロデュースが入ることでサポートや製品品質へ安心感が高まっていることは間違い無いでしょう。

このようなものが出回るとオーディオが二極化するわけです・・普通の人はあんなクソ高いアンプ買わない・・・


FX-AUDIO- TUBE-01J LIMITED

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中華デジタルアンプとDACの間に入れる激安真空管ラインアンプなんですが、これはパーツをカスタマイズした限定モデル。カスタムなのに税込み6480円と超激安!
https://store.shopping.yahoo.co.jp/nfj/h114.html
電源は別売りです。
とりあえずは、アマゾンで売っている980円の汎用ACアダプターと合わせました。
レビューの評価が平均して非常に高く、ついつい入手してしまったんですが・・・何だこれ?びっくり。
普通この価格帯のものを挟むとS/Nが悪化したり、音がくすんだり酷いものですが、そのような露骨な劣化はありません。細かいディテールは丸くなりますが、太く実体が描き出される方向で聞きやすくなります。それがちょっと高級オーディオっぽくも、ビンテージっぽくもあり求めていた方向にマッチ。商品説明の「真空管式ラインアンプで高級オーディオライクな音質に。」もちょっと笑えますが、偽りはないようです。
ファインメットのノイズフィルターも内蔵してスイッチング電源臭さがないのも驚異的。
オーディオケーブルよりも安い。ノーマルモデルはいつでも買えますが、これは限定モデルなので気になった方はお早めに。当方は現在システム2号に投入中。

デジタル再生を比較試聴してみる

先日から課題となっていたストリーミング再生。色々と試行錯誤してやっと着地点を見つけることができました。
ただまだもう少し。とりあえず、各種デジタル再生した場合の音質傾向を少しまとめてみます。
K-03のデジタル入力をフル活用した結果です。条件は近いと思います。


1. (対策済み)Squeezebox COAX出力
長く試行錯誤を繰り返してきた結果、かなり高品位なデジタル出力を得ることができました。
44.1KHzながら、透明感が高く気に入っています。もはやCDを回転させることは殆どなく2台のSqueezebox touchとiPod、iPadでどこの部屋にいてもサーバー上の曲にアクセスし、高品位な再生が出来ています。
現在の音質は透き通った感じと言えるでしょうか。ボーカルの雑味が少なく立体感があります。

2. CD再生(外部クロックあり)
ストリーミング再生との比較のため久しぶりに試聴しました。
やはりクロックのおかげか定位がしっかりとしています。低音もしっかりとして雑味が少なく正にスタンダード。安定感にほっとする感じがします。Squeezeboxと音質傾向に違いがあるものの、差は微妙でそれぞれに魅力があると思います。

3. ローカルファイル再生(Mac miniからUSB経由)
LANケーブルはMac本体に挿さない状態にして再生します。特に感じるのは音の開放感でしょうか。特にハイレゾファイル再生では、音全体のまろやかさが増し空間が広くCD再生では到達できない領域を実感します。またジッターに敏感に反応してしまうSPDIF転送との違いもあるような気がします。
ここでLANケーブルを挿すと、微妙に音が汚されるように感じました。やはり何らかの対策が必要に感じます。

4. ストリーミング再生(Mac miniからUSB経由)
LANケーブルを接続。USB出力にノイズフィルターを挿入することにしました。
普段使いには違和感の少ないレベルに達しましたが、同じ音楽ソースを使いCD再生やSqueezebox再生と比較すると明らかに空間の広さやボーカルの滑らかさで劣るような気がします。ローカルファイル再生とも確実に音質差があります。
どこかコンプレッサーがかかったような。その傾向はネットラジオの音質に近いような気がします。まだまだお気に入りの音楽ソースはCDやファイルで購入すると思います。


動向から見る限り今後ストリーミング配信が主流となるのは確実ですが・・・。原因がある程度特定できて対応機器も増えればと思います。

ストリーミング再生 試聴編

前回に引き続き試行錯誤の結果です。最終的には納得できる結果となりました。
試聴に使ったソースを紹介。


ソウル・アイズ
キャンディス・スプリングス

選択の理由は96kハイレゾファイルを所有していたため。ストリーミングでは44.1kだが、比較すると大体の傾向が分かる。



エラ・フィッツジェラルドに捧ぐ
ジェーン・モンハイト

ダイアナ・クラールと並んでオーディオファイルが大好きな歌姫。双方違う意味で再生が難しい。声にデジタル的な歪みが乗りやすいようで比較試聴でわかりやすい。


●AppleUSBEthernetアダプタの場合

Thunderbolt変換を使うはずが、OSのアップデートを止めていたせいでデバイスをうまく認識せず一度使用を断念しました。そこで出番となりました。
最初の印象はオンボードLANよりは一皮剥けた印象。やっぱり間違っていなかったようです。ただしばらく聴いていて高域に何かまだ歪みを感じる。ノイズの影響を受けている様子。
試しにローカルファイル再生してみると・・・以前より悪くなっている・・・
USBポート間でLANからのノイズが伝搬してしまっているようです。もちろんオシロスコープ等で測定したわけではないですが、音だけ聴くとそのように聴こえます。USBケーブルの途中に雑誌付録のUSBノイズフィルターを入れるとかなり落ち着きました。ほぼ間違いはないようです。
最後にアダプターを抜いてローカルファイルを再生すると、元に戻りました。

この変換アダプターでは十分な通信スピードを得ることができないようで、再生レスポンスが遅く再生が途切れることもありました。モバイル用途では十分ですが、今回の使用には不向きなようです。
しかし、この高域に歪みが乗りややハイ上がりな感じは、見かけ上高解像度な感じが演出されて好きだという人はいそうです・・・


●Apple Thunderbolt-ギガビットEthernetアダプタの場合

OSを最新の状態にして再びトライすると、無事認識し使用可能になりました。
当初の勘の通り、ほぼ不満な点がなくなりました。ローカルファイル再生の弊害もほぼ感じられないように思います。
お値段少しだけ高めですが、Mac miniユーザーの方にはおすすめの方法です。
Macの場合殆ど効果はありませんが、使用しないLANポートは全てソフト上で無効にしました。
通信速度も十分です。


最後に・・・

PC再生の場合、機器の電源は対策してなんぼのようです。今回のMac miniにはPS AudioのPower Plant Premierから給電しています。スイッチング電源を搭載している機器ほど敏感なようです。過去にPassiveなデバイスであるアイソレーショントランスを試していた時期もありました。しかし電源の影響を完全に抑えることはできず効果は限定的なようです。仕事都合で転勤があるため環境がどんどん変わるのを経験していますが、Activeな電源でないと対応できないと悟りました。

仮にWindows PCで再生している場合も同様な対策が可能か考えてみました。
空いているPCIスロットにUSB3.0のカードを増設します。USBインターフェースやDAC系統のUSBと分離します。そして、LAN-USB3.0変換を増設側のカードに接続する。さらにはUSB3.0カードをもう一枚増設しDAC系統も独立したカードで使用する・・など。
しかし、PCのマザーボードは小さい方がインピーダンスが下がり高音質が期待できるという持論もあります。そうなるとカード増設は難しくなるため、もう少し別の手段を考える必要が出てきます。
色々と妄想するのが楽しいですね

ストリーミング再生

遅ればせながら、某音楽ストリーミングサービスに加入しました。高音質でオーディオファイルに人気のアレです。
AppleMusicは既に加入済みで通勤電車の中でお世話になっています。

メインシステムではMac mini (late 2012)でハイレゾファイル再生しています。
構成は、
Mac mini →USB→ Esoteric K-03
です。

ここにまずは専用ソフトを入れて再生テスト・・・凄まじく音悪い・・・
次に定番高音質ソフトAudirvanaで再生・・・あまり変わらず。
試しにiTunesで別のオーディオインターフェース経由でEsoの光入力で再生してみると、殆ど音質変わらず・・・
ここで加入したのが間違ってなかったか不安に。
そしてMQAのソースを再生してみる。基本的にあまり変わらず。そういう問題でないらしい。
ネットでいくつか情報を漁ってみるも、皆さんローカルファイル再生の方が音が良いという意見。わかります。わかりますが、これでは納得できません・・・
過去の経験から原因を探ってみました。
やっぱりネットワーク系統でしょう。


● LANケーブルを調達
ほとんどファイル再生オンリーだったのでLANは手抜きでした。内蔵の無線LAN。この使用を中止しました。



長いのが必要なので、これです。今回は引き回しを考慮してスリムタイプ。一般ケーブルの中で吟味した到達点。


ほぼ正解でした。あの酷さは無くなっている。ただまだコンプレッサーがかかっているような感じ。高域はヒステリック。ファイル再生の足下にも及ばない。更に対策を検討しました。


● オンボードLAN
有線LANはノイズ飛び込みの原因になるし、ケーブル自体もアンテナになってノイズを呼び込んでしまう。
過去のPC自作の時もそうでしたが、LAN周りの対策がかなり効くようです。
以前はノイズフィルターを挟んだりなどもしていましたが、パッシブのフィルターには何かしら副作用が残りやすい。
今回はLAN機能そのものを本体から切り離すことを検討しました。



これは以前から所有していたもの。モバイル用に購入しました。




今回調達したもの。実はUSBポートがほとんど塞がっている状況で、空いているthunderboltポートを有効活用してみたいとの目的で。そして高周波を扱うthunderboltだけに、ノイズ対策が良いのではという期待から。

自分はゼロからの回路設計とかはできませんが、過去の自作の経験から学んだことがあります。その一つが最短距離で繋いだ方が良いところ、距離を置いた方が良いところがあるというものです。当たり前のようですが、これ地味に重要です。
クロックとDACチップを近づけるとメーカーの売り文句になります。逆にデジタル回路とアナログ回路をシールドで分けたり距離を置くとまた売り文句になります。これは効果があるからですね。
Mac miniの場合、中身を見たことはありませんが、LANチップが何か重要なチップと近すぎるのではないかと。あくまでオーディオ的にですが。

長くなったので、続きは次回に持ち越し。
久しぶりちょっとだけ中身のある内容でしょうか?

プロフィール

freestyle

Author:freestyle
システム1号:
Esoteric K-03 → Nmode X-PM100 → B&W 804 Diamond PB

Logitech Squeezebox touch
Pioneer PL-70LⅡ
Phasemation EA-300
Technics SL-1200MK5

WE396A 自作真空管バッファアンプ

Antelope Isochrone Trinity

PS AUDIO PerfectWave Power Plant 5


システム2号:
Nmode X-DP10
FX AUDIO TUBE-01J LIMITED
FX AUDIO FX1002A
MEG ME25
Nmode X-DU1
Logitech Squeezebox touch


インターコネクト:
ORB RCA-AKIHABARA
mogami 2534

デジタルインターコネクト:
QED Performance Optical
QED Reference Optical Quartz

電源アクセサリー:
SWO-NT

ほか諸々



その他、自作品等
Emisuke DAC Five ver.3改, ほか。


たまに自作もする人。高級機種は知らないが、オーディオ経験値はそこそこ自慢出来ると自画自賛。アクセサリーの泥沼からもなんとか這い出し現在に至る。


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ポリシーについて

基本的に自腹レビューです。メーカー等からレビューと引き換えに高額な試聴機を受け取ったりなどはございません。

あくまで個人的な主観によるレビュー等を展開してゆきます。趣味の範疇であるのが基本。ゆるーく行きますので、厳密なレビューになってないとか、ブラインドによるテストでないと意味が無いとか、母数が少ないので信憑性が薄いとか思われる方は別サイトへどうぞ。

オーディオグレードで高いから音が良いとか、そういうところに主軸は置きません。安くて気になるものが中心です。





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