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ルビジウムクロックユニットのモディファイ

ヤフオクで入手したクロックユニットのネタ、久しぶりです。

頼まれ物だとか、海外デビューとか言っていたものの一つが、ルビジウム用電源。
仲良くしていただいているVIVID Productionsさん用にもう一セット製作しました。
電源部だけの差し替えだったのですが、我ながらあまりに良く出来てしまった(爆)ため、あの初期型ユニットに戻すと明らかに差が・・・。
なんだか音が遠い、くすんでいる・・・。今まで全く感じなかったのですが、比較してみると明らかに違いがあるようです。早速、リニューアル化を進めていました。(って手術前の話です)

自作電源をいくらブラッシュアップしても、何か目の前に壁があって開けてこない。原因を探るうちにクロック本体ユニットそのものが怪しいんじゃないかという結論に至りました。
蓋を開けてみると・・・

rubiorg.jpg

なんだかこいつを初導入したときの印象として、イマイチぬるい感じがしていたんです。その原因はこの辺あったみたいな?
このコンデンサは若松で処分特価で激安販売されているもので、うちにもキットの付属品やらで使わないものが大量にあります。基本的な性能は満たしているとは思うのですが、過去の試聴ではナローでぬるく、当たり障りのない印象でした。

付属のスイッチング電源で使用するのであれば、とても親切な設計だと思います。DCの入力にパラで挿入され更にグラウンド端子へ接続されています。

ただ、専用リニア電源で動作させるには不要なものであるのは間違いなし。ボンドでボディに接着されていたので、接続だけ変更。
代わりに、手持ちのフィルムコンデンサを挿入しておくことにします。
(注:DCケーブルを長く引き回している場合は残すか、容量のあるお気に入りの電解コンデンサに交換した方が良いと思います)


rubimod.jpg

音質の変化ですが・・・、微妙。ただ少しだけ見通しが良くなったような気がします。元々、専用電源をオシロで測定した結果、AC漏れは1mV以下。波形は限りなくDCでした。つまりAC成分を逃がすという意味でこのコンデンサは殆ど仕事をしていません。本当はフィルムコンも撤去しても構わないと思います。

原因は他に?次にターゲットとしたのは内部配線材。なんだかやわなものが使われているように見えます。ここは一発、LED以外は全交換!
やっぱり、これが一番効きました。かなりあの音に近付いてきたようです。

ルビジウムクロックはかなりきっちり攻めてやらないと逆効果な面が目立ちやすいように思います。変な電源系の回り込みが影響して帯域バランスの崩れ、濁りが発生しやすいようです。更にはこの影響をクロックの効用と勘違いされている場合も少なくないようで、要注意です。
私が考えるクロックの効用は、基本的に音のバランスはそのまま、定位と音の立ち上がりが良く、見通しがスッキリとする傾向だと思っています。
このあたりは使用環境でかなり変わってきますので、難しいところではありますが。

Kimber Kapの巻

kimberkap.jpg
注文してやっと届きました。待ってたんですよー。
ルビジウム電源につけた安井式フィルタのフィルムコンデンサが気になって。というのもトランスのエージングが進んでからこの電源装置の音がどんどん無色透明に。ある意味凄いことなんですが、電源ケーブルに敏感に反応するようになってしまいました。

ってことは、あのフィルタ用のコンデンサの音が少なからず影響している可能性があります。既に一度交換済み。確かに音が変わりました。じゃあ、これのグレードをもう少し上げたらどうなるか実験。Kimberさんだし、悪くなることもなかろうと。

音楽的な甘みが増しました。ある意味オーディオ的な方向?。エージング前からこの調子だと楽しみ。
電源フィルタの導入が果たして良かったのか。多分、S/Nの向上やジッターの低滅に貢献したはずですが、フィルタの音がいくらかのってしまったことで悩みも増えました。

但し、コンデンサの交換による変化は激変ではないですね。ニュアンスや空間の演出の微妙な変化。
だんだん細かくなってくるんですよねー。仕方が無い。


ルビジウム電源ネタは随分増えてしまったので、新しいカテゴリーに移動しました。

Plitronエージング記録

先週月曜の交換からのエージング記録を少しまとめてみます。

・交換直後
前のトランスで空間的な広がりが出てきた直後の交換でした。
はっきり言って撃沈でした(泣)。2つのスピーカーの中心に殆どモノラル状態で浮かぶ音場。レンジが狭く、スピーカーの間に小さな丸を書いてその中に音をすべて集めたみたいな感じ。
ただ雑みは通常のトランスくらべて少ないのは分かった。
へんな感じ。最近のアクセでここまで失敗したことはないというくらい・・・

・3日後
スピーカーの中央に書いた円が少し大きくなった。クロックへ奢る電源ケーブルで音が変化するのは分かる。でも極太ケーブルを奢ったところで全然重心が下がらず。高域の伸びが少ないのは我慢できても、低域が軽いというのは辛い。下手をするとウッドベースがペラペラ。

・6日後
交換直後のどうにもこうにも硬直した感じはほぐれてきて、重心もやや下がってきた。ただなんだか音量がふらつくような感覚があって、突如目覚めたような感じがあればすぐに駄目な感じになったり。
ただ一日ごとに音が変化しているのがよく分かる。昨日はこんな音が出ていたかな、みたいな。


さあ、来週に向けてどうなることやら。このままだと「元のトランスに戻すぞー」的な衝動が時々沸いてくる。普通のトランスよりエージングに余計にかかる印象です。
通常のトランスの場合もそうでしたが、電源投入して1週間くらいはスイッチング電源の方が良かったです(泣)。ちなみにスイッチング電源の音は、音の粒立ちが凄い感じで解像度もかなりのもの、ただ音楽的な甘みや中域の温さなどは少し出にくい印象。高域はソースによってややヒステリックな感じもあります。
これをトランス電源に変えると、全体に音に厚みが出てきてソフトな印象になるようです。これに見通し加わるとハイエンドーっな感じなるはずなんですけどね。

これらの変化はクロックの精度が変化しているというよりは、例のグラウンドループの具合が微妙に変化しているからと思われます。

いずれにせよ、うまく着地点が見つかれば良いのですが・・・

カナダからにくいやつ!! plitron

やっと届きました!
plitronpack.jpg

中身は、あの医療用トランス。
早速、実装。

plitron2.jpg

実はオーダー後にトランスの出力電圧を間違えていたことが判明。変更をメールでお願いしたら、マネージャーらしき人物から「変更しました。部下へ変更を伝えたから大丈夫ですよ」的なメールのご返事頂きました。その後、変更受領の確認メールを受け取ったのですが、そこの記載されていた商品リストがなんと変更前。半分駄目元で放置していたら、ちゃんと変更されたトランスが届きました。
カナダ人は信用できるらしい。Thanks.
ただし、年末全く働く気がないため、クリスマス前の注文は年明けになると覚悟しておいた方が良いみたいです。

では、ファーストインプレ。

まずは現状から。
昨日くらいから急にエージングが進みだし、情報量が出てきた!交換前に幻でなかったことを確認。このまま進めば文句なし。

そして交換後、音出し。
雑みが消えました。お見事。評判は確かなようですが・・・、うーん、エージングやり直しです(泣)
なんというか、雑みを少し含んだややウォームな以前のトランスの印象に対し、やや寒色系のハイエンドな感じ。とにかく上品で純度が向上した印象。ただ、ただ、情報量が後退、1週間前に戻りました・・・。え~ん。

今後の行く末をまたご報告します。
トランス着脱式は少しばかり気楽でいいです。


あ、それから電気的に変化があったことをご報告しておきます。
出力に何も繋がない状態でケースの電位を測ったところ、以前より電位が下がっている!この辺りが実力の見せ所なんでしょうか。

エージング

DCPower3.jpg

解像度出てきました。だいたい一週間の初期エージングというのがいつものパターンなんですが、やっぱり裏切らずです。83803でやや「持ち上げていた」使い方だったんですが、ベルデンっぽいケーブルの特性が分かるようになってきました。そろそろパワーケーブルを吟味しなければならない感じ。
既に候補はありますが・・・

そして次はこちら。
buffver.jpg

先日取り付けたリケノームを外して、Millsに変更。どちらも既に使ったことがある抵抗ですが、今一度復習になりました。リケノームは、高域に特徴のある抵抗でツヤっぽさを強烈に演出する感じ。カーボンの歪みになりそうな部分をおいしく高域へ凝縮。解像度もかなりあるように聞かせる。ただこの真空管バッファにおいては、かなり高域強調型になりすぎてしまって、やはり少し抑えたい印象を受けました。
もともと付けていたのはDALE NS-2B。現在は既に入手困難になってしまっています。RSでもいいんですが、Millsの穏やかサウンドを思い出して導入決定。比較的低音も出るようになったし、マッタリ真空管な感じに仕上がったように思います。Mills抵抗はやや高域が抑えられて、独特の空間が展開する印象です。巻線抵抗に共通するのは、基本的に高解像度、ただしインダクタンスの関係かややハイ落ち傾向になるようです。Millsの場合はこれが独特な印象となります。DALEの方が解像度と力感がありますが、今回は色気の強い方にしてみました。
こちらもエージング中です。


最後におまけ。


なんともまあ、生活感いっぱいなシロモロ。ひらひらがたまりません。
これがなかなかどうしてグード。
先日、SGDDSさんのお宅へ訪問したときに教えていただいたものです。オーディオ機器の埃取りに最適とのこと。早速スーパーにあったので購入してみました。
面白いように埃が取れる。ガラスラックは特に雑巾がけしてもうまく埃が取れないことが多いので、重宝しています。それから、PASSの強烈な放熱フィンの掃除に最適だったのが嬉しい。
もう、手を血だらけにしなくても良い。PASSのユーザーは必携アイテムです(笑)

プロフィール

freestyle

Author:freestyle
システム1号:
Silent Angel M1T 8G (リニア電源) → Soulnote D-2 → Soulnote A-2 → B&W 804 Diamond PB

Rock (Roon) ファンレスケース換装済み

Esoteric G-02

Soulnote E-1
Technics SL-1200GR
marantz SA-13S2


システム2号:
Soulnote sd2.0 FT
RUPERT NEVE DESIGNS RNHP
Skynew mini PC
Genelec 8320ARwM GLM Studio
Pioneer DJM250MkII


インターコネクト:
Soulnote SBC-1
mogami 2534

デジタルインターコネクト:
QED Performance Optical
QED Reference Optical Quartz

電源アクセサリー:
SWO-NT

ほか諸々



その他、自作品等
Emisuke DAC Five ver.3改, ほか。


たまに自作もする人。高級機種は知らないが、オーディオ経験値はそこそこ自慢出来ると自画自賛。アクセサリーの泥沼からもなんとか這い出し現在に至る。


基本的にリンクフリーです。
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ポリシーについて

基本的に自腹レビューです。

あくまで個人的な主観によるレビュー等を展開してゆきます。趣味の範疇であるのが基本。ゆるーく行きますので、厳密なレビューになってないとか、ブラインドによるテストでないと意味が無いとか、母数が少ないので信憑性が薄いとか思われる方は別サイトへどうぞ。

オーディオグレードで高いから音が良いとか、そういうところに主軸は置きません。安くて気になるものが中心です。






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