2010/05/30
PB-100, PB-200 高音質化計画
KRIPTONの電源タップの音質傾向からして、ずずメッキ系の端子が使われているんじゃないかと仮設を立ててましたが、内部を開けてみると
案の定、ふんだんに使われてました。音を聞いただけで言い当てられるのは自慢していいものか?
ここだけじゃなくて、コンセントの止めネジにも片っ端から使われてました。これだけ使えば錫っぽい音になるはず。
これを良質な金メッキに交換してみましょう。
準備するもの
・PB-100、200本体
・ORB Y(O)プラグ HL-035i(8個1組)内径3.5mm 1個
・ORB Yプラグ HL-Y4(8個1組)内径4mm 1個(オプション)
・Polestar SC-5Y(8個1組) 1個~2個
・フルテック ACインレット FI10-R 1個
・OFC銅単線 5cm 2本
その他、ハンダこて、圧着工具ほか。
金メッキはすべてORBと行きたいところでしたが、インダクタンスの足が銅線2本分の太さでORBのHL-Y4とサイズが合いません。なのでSC-5Yは最低一セット必要です。そしてHL-035iはコンセント本体のネジ止め用。PB-100のときはいいですが、PB-200のときはコンセントが3つなのでちょうど2個分不足しますので、上記のラグ3種がそれぞれ1つずつ必要になります。PB-100のときはHL-Y4はなくても数は足ります。
注意すべきポイントは、写真の端子台のネジが4mmであること。HL-035iは使えません。インレットはハンダづけされているので、取り外しにハンダこてが必要です。元々フルテック製のハンダタイプが取り付けられてますが、これはフルテックのネジ止めタイプに交換します。これだけでも大幅グレードアップします。ジョデリカも試してみましたが、このタップにおいては力感が不足する印象になり、手持ちの中ではフルテックが一番好印象でした。
リストの最後の銅単線はこのフルテックと端子板の接続に使います。

出音はオリジナルと格の違いを感じるほどのハイエンドぶり。以前が痩せ型で高域の荒っぽさがありつつ、さわやかさで表現する音質傾向でしたが、これが中域型に変化します。重心も下がります。それでいて濁らない。好みの問題はあるかもしれませんが、これはやって損のない改造だと思います。
メーカーさんはスズメッキの使用に関して何も考えていないんでしょうか。それとも、もしかしてPSEの絡み?
世の中安くてまともなタップが殆どない。
ここまで改造しちゃうなら最初から自作したらという話もありますが、ケースの加工など考えると改造の方が楽。
個人的には上位機種より好みの音がでているのではと思います。
(そういえば、ORB製のタップが最近発売になりましたね。4口までで今から買うのであればこれで良いのかも)