2011/05/27
Virtue デジタルアンプ
今回はオーディオっぽいネタかも。先月話題にしていた電気代削減のテーマ。節電の結果が凄く気になってました。
今日5月分の伝票が入っていたので確認したところ・・・想像したほど減ってない!
後は何が原因なんでしょうね。
エアコンを入れずに頑張っている今日この頃なんですが、とにかくPASSのアンプが熱い。部屋の温度が確実に上昇している。夏を乗り切るためのデジタルアンプを考えていたところ、7さんがVirtueのデジタルアンプを貸してくれました。感謝です。

まず、部屋の温度が全然違う!これ重要です。無意味に汗だくになる理由がなくなりますw
そうじゃなくて、音質レビューですね。
先に接続環境を説明しておきます。プリにPASS XP10、スピーカーにS-3EXといういつもの環境で、パワーの250.5のところをリプレイスして試聴を行いました。ただ入力がアンバラなため、自作のOyaide PA02をプリ、パワー間へ、そしてスピーカーケーブルに(これも違いますが)ORB INNOVA TS7、パワーケーブルにAET SCR EVO自作品を使用しました。
電源を投入してまず残留ノイズの少なさに驚きました。今まで人並み以上にデジタルアンプを試聴してきましたが、最高水準かもしれないですね。電源が入っているかどうか殆ど分からないです。
そして最初の音出しでまたびっくり。ナチュラルです。腰高感も殆ど問題ないレベル。見通しもかなり良い。
デジタルアンプの独特の傾向、すなわち妙に腰高、高域強調系で空間は広いがやや不自然、残留ノイズが耳につく、質感が固すぎるなどの条件はかなりのレベルでクリアされています。
これなら夏場に常用できると即座に判断できました。これの値段から考えるとコスパは凄まじく高いです。トライパスチップ採用アンプは、只今二軍落ち中のJOYSOUNDのほか、カマデンのキットも自作しましたが、そのどれよりも高度な印象を受けます。
ただ標準ACアダプタでは若干パワー不足の感も。これはPASSに慣れちゃっているからですね。ウッドベースがもう少しガツンと来てほしい感触はあります。とはいえ、ハイスピードで立ち上がりは猛烈に速い。量感はアナログ程なくても十分に楽しめるところがあります。
また、アナログレコードをかけた時には高域が少々きつい印象を受けました。これはACアダプタ型スイッチング電源に原因はありそうです。それからピアノ曲のフォルテで音の歪が。これは音量を絞っても同じなので、原因は不明です。他の曲を聴いても全く問題がないため、ある特定のパターンで発生する?これって…。
(注:歪は他に問題があることが後日分かりました。誤解すみません)
ここで、より太い音を目指してプリをレビンソンNo.26Lへ変更してみました。さあ、出音はどうなるか。
残念ながら、少々粗めの味わいが裏目に出てしまったようです。荒っぽさはアナログ方式のパワーアンプで若干なまるくらいでちょうど良いのかも。デジアンとビンテージプリの組み合わせはちょっと難しいようでした。
細かい点はあるものの、そのコストを考えれば想像以上の出音にただただびっくりです。まさに価格破壊。
今年の夏はなんとかこれでしのげる気がします。感謝感謝。