2011/08/07
ネットワークプレーヤー聴き比べ
とても参考にならない3種の聴き比べです。1.某社中堅ネットワークプレーヤー
想像以上にLANの環境に音が左右されます。ノイズ対策はそれなりにされていると思っていましたが、色々実験してみたところ正直そこまでない。上位機種ならば結構違うのでしょう。無線LAN子機を変えてからはかなり好調になりました。ただこの機種、DACチップがWolfson8740だったんですね。音質にはそれなりに定評があるチップですが、世代としては一つ前。このチップを製品に良く利用している国内メーカーにはONKYOさんがあります。微妙な表現となりますが、国内CDPでは20万クラスの装備ということになり…ただこのチップの人肌な暖かさは好みです。
2.Squeezebox + 自作リニア電源 + Soulnote dc1.0
自作リニア電源は3度目のチューンアップ。今回の某社のネットワークプレーヤーとの比較のために少々手入れをしました。これが本人もびっくりの化けっぷり。正直ここまで来るとは思わなかった。DACの違いで某社プレーヤーより情報量は多く、何の不満があるのかというほどの成長ぶり。音楽的にもいけてます。ちなみにSqueezeboxは3万円程度の製品。
3.自作オーディオPC上で動作するSoftSqueeze + M-Audio Profire610(オーディオデザインリニア電源)+ Sunvalley Model2(改)
これも結局はDACの違いになっちゃったようです。ほとんど他2つと遜色ありません。真空管バッファによる音のエッジのまとまり方が特徴。PCのチューニング中は随分パソコンっぽい音がして苦しんだものですが、今は全く普通です。色々やって差分がないというのは嬉しいのか悲しいのか?
つまり、うちの環境では極端な差が開かなかったというのが結論。ざっくりとした比較ですが、この差分をとやかく言うくらいだったら音楽聴いた方が為になりそうです。
トータルコストで考えると3番が一番安いです。うまくやれば自作PCで殆ど遜色なしという結論が出た一方で、セットアップに要した時間はやっぱり3がダントツ。お金か時間か?到達しないかもしれないリスクもあります。
ちなみに2とは僅差でもあります。PC作らずにDACにコストを入れた方が良いかもという考え方ですね。
ただこのテストをやって、うちのシステムの限界も見えてしまったような…。もっと差分が分かりたい!とはいってもデジアンを入れて試聴しているので、聞こえている音数は間違いなく多いです。