2013/05/20
買っておいて損は無いプロ用ケーブル二択
ケーブルで右往左往してしまうホームオーディオ。何をリファレンスにしたら良いか迷ったことはありませんか?
とりあえず、最近のマイ・リファレンスケーブル(インターコネクト)二択を紹介します。
・Mogami 2549
モガミの2芯タイプ。つないですぐはベールに隠された感じがするが、3週間程度のエージングで超ニュートラルになります。解像度も普通、エネルギーバランスも普通。このケーブルで繋ぐとシステム本体の癖もわかりやすい。情報量が足りないと感じる場合は、なんとかせいということになるし十分だった場合は儲け物。わずかに細身傾向になるところもありますが、楽器の定位や奥行き感の表現がとても正確。一般的なレコーディングスタジオの音に近いのでは。音楽ソースは内外選びません。
・Canare L-2T2S
これも2芯タイプ。モガミに比べるとわずかにファットになるが、これもバランスが良いです。ボーカルはこちらの方が良いかも。物差しとしてはモガミかもしれないですが、こちらの方が音楽的に聴きやすい感じもします。くっきりした音の好きなオーディオファイルの方向性とはやや逆のようにも思いますが、耳の肥えた人にはその良さが分かるのではないでしょうか。
実は録音や収録の現場でメジャーなのは恐らく4芯タイプ。その方がノイズ耐性は強く長距離引き回すときは都合が良いことが多いです。ただスタッカードタイプの弱点は高域特性にあります。ハイ落ち傾向です。そんなに長さが必要でないホームユースなら2芯がおすすめです。これはスピーカーケーブルも同様でバイワイヤーを束ねて使うとハイ落ち=太めのサウンド、そのままバイワイヤー接続すると高域が伸びてスリムなサウンド傾向になります。
どちらも完成品は基本的に販売されておらず、自作するか、ヤフオクやショップで販売されている完成品を入手することになります。RCAの場合、プラグはどちらも純正品が合うようです。たまたまうまく行く場合もあるとは思いますが、高級オーディオ用のものを取付けてもリファレンス的な使い方はできないと思います。