2013/10/30
LUXKIT A3600 レストア品

Harbethに球のアンプは組み合わせとしてどうよ、なんてつぶやいてましたが、これはイケましたねえ。
確かに今の現行モデルを球で鳴らすのは、能率が低くて相当ハードル高いです。
オールドハーベスの場合はまだ望みがあります。ですが、低音がかなりふくれやすいのでダンピングの意味でまたハードルが高い。
このLUXの1975年のアンプは大出力用3極出力管8045Gを使用したアンプで、なんと50W+50W!入手したモデルはマニアの方の改造を受けて6550の三結仕様へと進化。出力は30W+30W程度まで下がったものの、強力な出力トランスのおかげかかなりの実力。劣化の目立つパーツは交換済み。オクでの入手でしたが、内部写真のパーツを見て購入を決めました。
付属の真空管はかなり劣化が進んでいて、ロシア製のスベトラーナ6550Cに交換。これがかなり効いて、いい感じ。この変化は想像以上で下手なヴィンテージ球に手を出さずに済みました。
しかも、今回初めて青く光る様子の撮影に成功。真空度が高いと青く光るんです。しかし肉眼で見ても青く見えませんw
音質は適度なダンピングが感じられるし、女性ボーカルは色っぽく、エレキのジャズギターはエッジが丸く、それでいて弾ける感じ。心地よく音のしずくが垂れるようでたまらないです。
この手のビンテージ品は程度が分からないため、かなりリスキーですが、プライスレスの価値観を手にしたようで今後長い付き合いになりそうです。