2014/05/12
FMの音!?
ここのところ、諸々調整に走っておりました。気がつかないうちに随分とひん曲がったサウンドになってしまっていたようで反省。
大きなところを例に挙げると…
・G-25Uのクロック打ち直し出力AESとクロック出力を同時に繋ぐと、グラウンドループの恐怖!
同じ機器からDACに2系統で繋ぐと、グラウンドループするんじゃないかと。ここに使うケーブルを変えると音がかなり変化してしまう。しかもクロックだけ投入しているK-03まで!こりゃ、グラウンドループに違いないと。
カナレのインピーダンス変換トランスは気に入って既に使ってますが、これを両端に使う変則ケーブルを考案。ケーブルはもっとも素直なカナレ5CFB。これはうまくゆきました。一皮むけたようにスッキリ。どんな高級ケーブルをもってきてもこの効果は得られませんね。
・分離したら、K-03の音質向上と引き換えにSqueezeboxの音がカリカリに…
どうもループが幸いして適度に音を濁した状態となり、結果的にSqueezebox(デジタル出力)の音が聴き易く変化していたようですw ループから解放されたらカリカリになっちゃいました。また自作電源の見直し。これには1日かかってしまいましたが、苦労の甲斐あって大成功です。ブラインドでK-03並みになったと思います。録音に含まれるリバーブの音がどこまでも遠く深い。今まで聞こえたことがないソースで深いリバーブを確認。これは単なる高域強調型ではありません。ボトムはしっかりしています。
結果的に大成功です。その後80年代ものソースを聴いていたら、何かこの感じ聞き慣れた感じと思い始めました。
「ああ、NHK FMの音だ!」
そうそう、エアチェックにいそしんでいた少年時代のあの音です。それを考えると昔のステレオって結構音良かったよなと思い返したり…
ただここで一抹の不安がよぎり始めました。頑張った末に自分は高級ラジオの音に仕上げてしまったのではないか??
いや、大丈夫でした。最近の録音のものを再生したら、ちゃんと今の音してます。
(今のFMの音とかではないですよ!)
当時の録音のものがそのように聞こえるというのは恐らく正解なのでしょう。
それにしても、これは何の機材の音なんでしょうね。Studerのアナログマルチレコーダーの音とか…