2015/05/06
Marantz SA8400

かつて、評論家の和田氏も高く評価していたという隠れたプレーヤー、SA8400を入手しました。当時でも12万円前後の価格は相当なバーゲンプライスと言われていましたが、これが今中古市場で3万円〜4万円で取引されています。当方が入手したのはつい昨日のオフ会の前日(笑)で、たまたまハイファイ堂のHP上でメンテ済み製品を見つけたから。
商品について詳しいレビューはこちらから
http://audiof.zouri.jp/sa8400.htm
この価格なら、音がソコソコでもぶっ壊れてもいいやくらいのつもりで入手したところが、「なんじゃこりゃ」でした。
トレイの開閉はPCのドライブ並みのガッチャンコといった感じではあるものの、音はビックリです。この当時のマランツのSACDプレーヤーではSA14ver.2が大のお気に入りでした。ただ、搭載のドライブがシャープ製とクソで、時限装置付き。しかもマランツが修理不能と言ってくる始末。内蔵DACの音作りは最高なのに正直残念なものでした。
このSA8400はそれらの世代と現在のドライブが中央に設置されている世代の、まさに過渡期に発売された製品。
明らかに音づくりがペラい感じになっている最近のモデルとは違った音づくり。それでいて、このマシンからドライブがDENONとの共同開発製品になっているため、いくらか安定度に期待が持てます。
まあ、仮にポシャってもこの値段なら納得できるのではないでしょうか。しかもまだ修理可能な可能性もあります。
音質のクラスは、現行の20万円までのD/A据え置きヘッドホンアンプのどのモデルよりも音が良い。実際、今までメジャーなFOSTEXやTEACを始めとした各社を試してきましたけど、これが一番です。しかもマランツは太めのパワーケーブルを突っ込んでも音が鈍くなりにくく、遊び甲斐があります。
ネットワークプレーヤーを手に入れたけど、オフ会用に回転ものが欲しいとか、セカンドシステム用、ヘッドホンアンプの送り出し用などに最適。
今更ながらCDTEXTに対応していて、曲のタイトルが文字盤にスクロール表示されます。カッコイイ。