2015/09/06
SL-1200MK5

GyroSEを入手してウハウハなのも事実ですが、SL-1200のガツンとした感じも恋しい。手持ちのSL-1200MK3はピッチフェーダーを触ると音がグニャグニャになるし、20年の歳月でターンテーブルの軸が減って来ているのか回転音を拾う音も大きくなってきたように感じる。
こんな時にオークションを眺めちゃダメです。おお、程度の良さそうな個体が高級カートリッジより安い値段で・・・
ついつい保存用に落札してしまいました。ウチは博物館かwしまった。
商品説明にはかなりの美品と書いてあるが、果たして・・・ブツが届きました。
確かにトリックプレイで酷使されていた様子はないようです。ただ、いうほど綺麗かというと・・・
掃除をしていて気がつきました。あー、ここに小さなハート型のシール痕が。
つまりですね。自分が学生時代にもいましたが、ついついターンテーブルを2台買ってしまう女子っているんです。なんちゃってで、ほとんど遊びが中心。たまに12インチを買って聞くくらいで、遊びに来た彼氏がDJして帰って行く。
(実は彼氏はターンテーブルを持っていない・・・後輩に実際いましたw)
掃除をすると微妙に汚れてます。なんかこのへんも女子っぽい。
そして梱包を解いてゆくと、極め付けは7inchアダプターが純正でなくスパンコール風のプラスチックのものが出てきた!
カワイイ、じゃなくて、オッサンの部屋に似合わない感じですw
とりあえず音出し。手持ちのOrtofon NightClub Sを装着する。針圧をちょうせ・・・あれ、目盛りがない!
ああ、錘のリングが逆に刺さってる・・・この人買ってからずっと逆さまなの気がつかなかったんだろうか・・・
気をとりなおしてIsley Brothersを聴く。(オッサンだ)
おお、この音。ボトムが太くて、さあやるゾって感じの勢いの良い音。思ったより溝の音は小さめ、やっぱり新しいみたい。
上下はやや圧縮されたようなレンジ感、中域は密度感があるがやや混濁気味。ベースラインは生バンドを聞いてるくらいに周りに埋もれる。ただこれが勢いになっているのに間違いない。
気になったのはウチのMK3に比べて、幾らかコストダウンと改良が繰り返されていたこと。DJが使わないゴムシートは薄手の軽いものに。(音はどっちが良いのか分からない。ただ元々評判のそれほど良いものでもない)それからアームの軸の部分が軽くてゆるい。これは故障なのか仕様なのか?
オクには十分なほどの個体が出品されているが、状態の良いものがどれくらい残っているのか。確かにたまに出品されるNOS品には凄いプレミアがついているが・・・
最後にGyroSEとZu DL103で聴いてみる。冒頭から全然違う。音が3Dだ!
お後がよろしいようで。