2017/10/25
FX1002J+ レビュー
エージングも落ち着き、システム2号の現用機となっています。導入直後の音は、前モデルより手ごわい印象で本当に着地点が見つかるのか正直不安でした。
バージョンアップによる前モデルとの音の差は確かにありました。透明度は確実にアップしています。ただ、前モデルはアナログアンプのような適度なベール感が絶妙に良い感じだったので、やや中途半端に感じられたのも事実です。
結果的に以下の対策を行なって落ち着いています。
・オペアンプTL082をOPA627Aに。
透明度は格段にアップします。しかし以下の電源の手当てがなければ、標準添付のTL082の方がバランス的に落ち着くような気もします。(後日追記:結局、バランスの良さで082に戻しました。627もいいですけど・・)
・電源をACアダプターからTDKラムダ HWA150A-24へ変更。
これはルビジウム電源で試すために過去に購入したもの。最初はやや硬めの音に感じたが、エージングで馴染みました。本当は現在使っていない自作リニア電源もあるのだけれど、コンパクトでハイスピードということでこちらを使用中です。透明度はさすがでした。
前モデルは付属のACアダプターとセットで使って十分成立していました。どちらもコストをはるかに超えるパフォーマンス。省スペースで小型低能率スピーカーをガンガン駆動できる貴重な存在です。