2021/01/24
Soulnote D-2 x Nmode X-DP10
購入直後にSPDIFで比較したところ差が出難かった2つのDACですが、その後エージングも適度に進み、USBで比較するとかなり明確に違いが出ましたので覚え書き。(現在、音量出せないんで書きにくいのではありますが)
○USB入力の音傾向
D-2の方は密度感が高く肉感的な感じに対して、X-DP10はとにかく透明度が高い感じ。ケーブルの違いによる聴感上のS/Nの変化はD-2の方が出やすいか。X-DP10はケーブルの違いにあまり左右されず、どのようなものでも抜け感が出るのは優秀。
○D-2
音が太い。ボーカルの厚みが心地よい。王道のオーディオ的なサウンドのようにも感じる。十分なS/N感、解像感があるが、それを見せつけるようなサウンドではなくとにかく自然。聴き疲れとは無縁のよう。聞いていてこれだけ不満が出ないサウンドはあまり出会ったことがない。素晴らしい。ウッドベースの質感や低音楽器の肉感が気持ち良い。
○X-DP10
若干細身に感じるところがあるが、これは情報量の多さとも言える。クラシックを再生した時のホールトーンの素晴らしさは1ビット&ハイレゾの土壇場。音量を上げていっても底無しに情報が出てくるのは圧巻。2つのスピーカーの奥に壁がない。
高域方向に少しだけエッジを感じることがあるだろうか。低音の出方はデジタルらしい、不必要なものは出さない、出すときは思いっきり出す、といった表現。
実は導入直後、D-2のUSB入力が気持ちよく鳴らなくて少し焦っていました。USBケーブルの選択やMac miniのチューニング見直し、bulkpetのモード聴き比べなどやりながら着地点が見つかった感じです。
子育て環境なので、D-2を爆音で聴けたことがないのが残念。これ、多分音量出すと凄いんじゃないかと。
ある意味、抜けすぎ感くらいのX-DP10の音の方が小音量向けではあるけれど、D-2の「優秀なアナログアンプ感」とも言えるコクが中毒する感じ。
いわゆるハイレゾ感とマルチビット的なコクとは相反する要素なのかもと。本来、ハイレゾがハイレゾらしく聴こえるのはホントなのかなというのが最近の疑問。オーディオマニア的にはらしく聴こえた方が嬉しいけれど、違って良いのかと・・・?正解はわかりません。
ちなみにRoonで再生するハイレゾはあまりに普通過ぎて、これが正解なのでしょうか・・・
今回は独り言感が凄いです。すみません。