2021/11/14
SONY DAS-702ESの巻。元祖DAC専用機


上部にあるのはG-02。つながっていないので今回の主役と関係ないです・・・
少し前のネタ。
今年の初めくらいにSONYのビンテージDACを入手しました。写真が単身赴任先です。
SONYのDIGITALの文字。当時、神々しく見えたのは私だけではないのでは。
https://audio-heritage.jp/SONY-ESPRIT/etc/das-702es.html
マルチビット、ラダー型という響きだけで触手が伸びるというもの。
球切れもなく比較的状態の良いものを入手できました。(表示ランプはなんと麦球!)
最初の音出しでニンマリ。物量投入型ということ、おそらく業界初のセパレートDACということで当時のソニーのエンジニアの熱い想いが伝わってくるようなサウンドです。
一言で言うと、レコードの音っぽい。ボーカルが耳に優しい。聞いていて不満がない。
1984年の発売です。それからの37年でどれだけ機器が進化したのか?そんな想いが駆け巡ります。
最新のESSを搭載したDACと比較試聴してみると、確かに解像度はほんの少し少ない感じ。ただそれがどうしたと言うくらい堂々としていて呆気に取られました。巨大な電源トランスを搭載しており本体重量も半端ない。
そして独自のジッター処理が効いているようです。
入手の目的はこれを使ってRoon+TIDALを聞くという・・・やりたかったんです。
PC接続には安価にD/Dコンバーター FX-AUDIO- FX-D03J USBを使用。バスパワー電源なので、昔買った Aurorasound USBバスパワー機器用外部安定化電源 BUSPOWER-PROを使いました。
そしてダメ押しでUSBアイソレータモジュールを接続。これらで十分すぎる背景の静けさを確保。
最後に上限48kHzまでなので、Roonの再生設定でハイレゾをローレゾ化するようにします(笑)
この辺りの設定の自由度が高いのもRoonの良いとところです。
しばらく実質的なメイン機になっていました。いや、解像度なんて本質なのかと思うくらい心地良い音でした。
そして東京へ戻ることが決まり、荷物を減らすために残念ながら売却しました。
良い機器なんですが、やはり大きい・・・それだけです。
それから、やっぱりハイレゾ聞きたい・・・それも理由だったでしょうか。
この後継には703というのがあって更に物量投入したものがあるようですが、音質は殆ど変わらないとの情報もあります。オークションでは競争が激しく高音がつくこともあるようです。
カセットデッキをコレクションしてみたり(記事にないがw)、ビンテージ回帰が多かった単身赴任期間でした。
現在は子育てが大変で音量を出せるタイミングが1ヶ月に1回程度。入手しても落ち着いて聴き込めないので、こういうお遊びはしばらく休止ですね。
最後にFX-AUDIO- FX-D03J USBを紹介しておきます。
BUSPOWER PROみたいなものを持っていれば抜群のコストパフォーマンス。ローレゾで良ければ上記セットは究極のコスパのコンバーターセットです。