2022/03/20
セカンドシステム構築

intelnucで最初組もうとしていたけれど、ある程度で限界ラインが見えてきたため土台を変えました。
どうせならモチベーションの上がる筐体にすべしということで。
こういう製品です。
Skynew ミニPC デスクトップパソコン 4K対応 Celeron J4125 / 8GB DDR4 / 256GB eMMC
写真を見てなんだか小さそうな感じがしてくると思います。
10Gtekのメディアコンバーターと比較すると、

厚みがありますが、メディアコンバーターより表面積が小さいです。
こういうもので組むのも面白いかと。ブランドについては、メインシステムの経験からSkynewを選択することは決めていました。ファンは予想通り殆ど回転することはなく、動作音は無音でした。
ただ、ここで失敗発覚。
勢いづいて購入し、届いて気がついたのが・・・有線LANコネクターがない・・・。
これは確認不足でした。
一昔前のLinuxインストールでは、この時点でネットの隅々を検索する羽目になっていたのですが、イマドキのものは違いました。インストール中に無線LANの設定を入れる画面が出て来ました。すごい。
結局、インストールは無線で運用は有線というオペレーションになりました。
そこでまた問題発生。
背面が小さいのでUSB端子が2つしかない。1つをUSBオーディオに回すともう1つをLANに回すことに。
すると空きスロットがなくなってしまう。実はPCでトラポ構築している理由に、2系統のDACをドライブしたいというもう一つの目的がありました。
メイン系統は本体端子を使うとして、オプション系統はUSBハブを使うことにしました。
(追加出費・・・)
とりあえず、セレクトしたのは以下。
このブランドの製品は音質はともかく、品質が良いイメージがあります。
それから、以前購入して死蔵していた以下の製品も追加となりました。
これは過去にパソコンのLANノイズ対策用として入手したもの。MacだったためThunderboltで落ち着き、使わずに保管していたというもの。
ここまできて本来のコンセプトは何だったのかという疑問が沸々と湧いてきますが、先に進むことにします(笑)
この有線LANアダプターで良かった点は、全くのドライバーレスで運用できたこと。とても安定しています。
そして、本体にこの変換アダプターを直接接続するより、USBハブ経由で接続した方がノイズ感が抑えられるといった思わぬメリットもありました。恐らくハブ内部のコンデンサーが効いているのと、物理的距離を離すことによりノイズの影響が下がったということだと思います。
好結果は良かったのですが、この実験状態で以下のようなことになっています・・・

テスト中とはいえ、本体が小さいって何なんだと思わせてくれる周辺機器のカオス・・・
最終的にはこの写真の時の系統から少し変わっていますが、大体こんなもんです。
今回もポイントは以下です。
・トラポPC側のメディアコンバーターは、リニア電源5Vを投入。
・トラポPCは、リニア電源12Vを投入。
・トラポPC側メディアコンバーターの電解コンデンサーは、音質チューニングのため換装。
・音質チューニングの比較対象として、CDP-XA30ES、CDP-XA55ESを使用。
・最終的には、各セクションの電源ケーブル(ほとんど安物)でチューニング追い込み。
途中少し苦戦しましたが、おおよそいい感じで仕上がりました。
チューニングの最終段階で、DAC付属電源ケーブルがしょぼくて足枷になっていることに気付き、イマドキの製品は!と思った次第です。
あらためて実感したのは、CDPは面倒なチューニングを終えた筐体であり、やっぱりラクだなと。
PCで構築するとそのプロセスをユーザーが自分でやることになります。それが楽しいからやっているわけなんですが、迷宮に堕ちることもしばしば。
ポイントは土台となるPCの選択に尽きると思います。ノーマル状態ではどれも大した音は出ませんが、素性の良し悪しはやはりあるようで対策を加えていった先に見えてくるものが違います。元々オーディオ用として売っているわけでもないですから、それをユーザーで判断するわけでなかなか面倒な時代になったと思います。
まあ、最初から100万円クラスの最新のネットワークトラポを買えばラクなのかもしれませんが・・・