2022/04/10
リッピングソフト、ファイルフォーマット、ストリーミングそれぞれの音質差
Roon環境が整い、アイソーレーションと音質チューニングがほぼ完了したため、音楽ファイルのコンディションがクリアに聞き取れるようになりました。当方で主に使用している音楽ファイルは以下です。
1. iTunesでリッピングしたALACファイル(Windows)
2. フリーソフトCueRipperでリッピンしたFLACファイル(上記と同じPCハードウェア)
3. ○idalのクラウドに準備されたFLACファイル(ストリーミング再生)
世の通説として圧縮ファイルとしては、FLACが一番高音質とされてきました。
FLACの作成環境としてPureReadに対応し、高音質というCueRipperを導入しました。
まず、同じCDをリッピングしたALACとFLACの聴き比べおさらいですが・・・
・わずかにFLACの方が音数は多い様子。高域方向が明るい傾向
・その一方、高域は少しばかり荒っぽい?
・ALACは音数控えめに聴こえるが、音楽的に聴きやすくバランスが良い
・両者はかなり僅差。音楽ソフトによって相性がある
・CueRipperの読み取り品質精度を上げるとリッピング失敗のCDが続発。これまでの評価は精度をゆるくしているためなのか?コンディションが良いCDの場合はFLACがダントツなのか?(不明)
では、上記リッピングした音源とストリーミングサービスとを比較してみます(どちらも16bit 44.1kHz)
・ストリーミングの方が明らかに音が太い。96kHzの音源を聴いた時の印象に近い
・当然ながらマスタリングが違う場合は、CDの方が好ましい場合もある
まとめると、ストリーミング提供があれば手元のCDのリッピングを頑張らなくてもということに。
ただストリーミングには配信がいつまで続くのかユーザーにはわからないという不安があります。万一終わった時の対策としてはリッピングする意味は少なからずあるのかもしれません。
ともかく、FLACもある程度条件が揃わないとそのポテンシャルを発揮できないということでしょうか・・・
色々ダラダラと書いてしまいましたが、一昔前のようにリッピングのコンディションに全神経を注ぐような時代が終わったことだけは確かなようです。