2008/12/25
7さんちへ行って来ました。
Philewebでお世話になっている7さんちへお邪魔してきました。他の参加者は、本日のコーヒーさん、tockyさん、タイガーマス君さん。自称「東京のんべえチーム」です。
7さんのシステムで気になるポイントといえば、PioneerのS-3EX!!ワタクシと同じスピーカー。
違う環境、システムで鳴らすとどのような表情を見せるのか楽しみでした。
先にシステムを紹介すると
AUDIA Flight CD2 → AUDIA Flight Pre MK2 → AirTight ATM-1 → Pioneer S-3EX
http://community.phileweb.com/mypage/718/
注目はこの球パワーの存在ですね。
お部屋は古い木造家屋の2階、純和室でしたが、なんとも日当たりの良い部屋でとてもおしゃれにレイアウトされており、居心地の良い雰囲気です。我々が来るということで、頑張って接続ケーブルのすべてを天上から釣り下げたとのこと。その頑張りとお気持ちに感謝です。釣り糸で目立たないようにはなってますが、近くでみると迫力に圧倒されますね。
早速、7さんお勧めのヨーロッパCDから数枚試聴。う~ん。確かに第一印象はうちののS-3EXとは違った表情ですね。しばらく聴いて中高域の音や三次元的に奥へ広がる印象は全く同じことに気付きました。違うようでもスピーカーの支配力は健在なんだなと実感。
違うのは中低域の出方、そして音全体のエッジのまろやかさでしょうか。AUDIAは先日のハイエンドショウで聴いた限り、太く色濃い表現ながら十分にハイエンドな解像度の高さを感じさせるサウンドでした。それから推測すると、このまろやかさは真空管アンプによるものが大きいと思います。
中~低域にはやや曇った感じが若干あるものの、これがやさしさに繋がる印象で自然に音が溶け込む印象です。低域はゆるくソースによって表情を変える印象。これは球の駆動力と特性によるものだと思います。
当方の持ち込んだCDでは、マイルスのトランペットは予想以上に鋭く切り込む感じ、ホリーコールのボーカルはとろけて広がる印象がGoodでした。女性ボーカルは色っぽさがとても魅力的です。エコー感に独特のオーディオっぽさがあって、これはたまらないでしょう。
AirTightは球にしては現代的な音作りであり、AUDIAとの組合せは悪くないと思います。
音全体としてはS-3EXをブックシェルフ的なまとめ方で鳴らしている印象です。畳の部屋であり残響も少なく、その辺りが影響しているのではないでしょうか。
そして何よりは、7さんの好みのイタリア、フランス等のヨーロッパCDとの相性が非常に良い。好みのCDを楽しく聞かせるためのシステムであることが伝わってくる音でした。
最後にアナログを試聴。ベスタックスのフォノアンプ内蔵小型プレーヤー(絶版?型番不明)なのだけれど、これが予想を裏切る良い音。弦の音は太く、非常に良かったです。真空管アンプの魅力と合わさって絶妙なサウンドになっているのではないでしょうか。
楽しいひとときをありがとうございました。東京のんべえチームは相変わらず酔っ払いでしたが、満喫して帰ることができました。塩辛はうまかったです~。
7さん、まだ20代だというのにこの環境。羨ましい。自分はその年齢の頃、DALI Menuetとマランツのプリメインで頑張ってました。癒し系サウンドという点では共通する部分があるかも?
うちのS-3EXはとんがりモードですが、好みのヨーロッパCD持参で今度是非いらっしゃってください。
リンクを貼らせていただきます。
コメント
7邸
音の印象は全く同様です。
あの若干のユルさが7さんのお聞きになる音楽のツボに見事にはまるのだと思います。
ウチはさらにユルい音ですが、音場は若干ノッペリになってしまっています。
まあ、好みなのでやってるところもありますが。。。
ユルさを表現するには、音像は犠牲にするしかないかあ、と思っていましたが、あれだけ奥行き出して、ああいうユルさを表現できるのは結構驚きでした。
あと、アナログは本当に素晴らしかった。
黒川さんのところでアナログの洗礼を受けていましたが、7さんのところも、ホント素晴らしかったです。。。が、引退するまでやりません(爆
2008/12/25 22:44 by tocky URL 編集
よかったです
いい意味で刺激になりましたね。現状で解像度は満足なんですが、まだやることがありそうです。
tockyさん、アナログをやりましょう(笑)
とりあえず、うちのSL1200を送り付けましょうか・・・(爆)
2008/12/25 22:56 by freestyle URL 編集
へ~、音色が同じなんですね
最近の拙宅の環境ですと、録音時のエコーのつけ方によるのでしょうが、CDによっては声を張りあげた後の音の消え入り方に、輪唱のように影が寄り添うように聴こえるヴォーカル盤があります。ヘイリーさんの「純~21歳の出会い」という盤などがそうなんですけど、最初は“なんだ、これ”と思いましたけど、今はなかなか綺麗だな~などと感じています(ちょっとオーバー過ぎますね)。
2008/12/25 23:37 by そねさん URL 編集
この度はお越し頂き誠にありがとうございます(エレベーターガール風に)
ユルさと緊張感を同居させたいのですけれど(欲張り)それはなかなか難しくて。
あ、当然ですかね。
僕としては機器入れ替え直後でこれから仕切り直しという感じではあるんですよね。
次においでいただけるときにはもっと少し自分好みにチューンしてお聴かせしたいです。
アナログ、評判よかったですねえ(笑)。そうなんですよ、10倍までいかないですけれどCDプレイヤーにかかっているわけなんですが、CDよりはるかに素晴らしい弦の音とか鳴っちゃうんですよねえ。あれは・・・ムカつきます(笑)。
でもやはりアナログ時代にアナログで録音されたものは、どうやってもアナログの方がいいという感じがありますねえ。それは機器の問題より大きい気がします。
あ、ちなみにあれはGuberというベスタクスのコンシューマブランド1号機で、CM-01というモデルです。いまは型落ちしたみたいですねえ。
新しい02の方はUSBがついてかつ値段が2~3万円安くなっているのできっと音質的にはこちらの方が上なんじゃないかと思っています。モーターにはかなり良いものを使っていると書いてありましたね。
そねさんのお宅はPiegaでしたよね。僕もこれの前Piegaのスピーカーを使っていましたけれど、確かに独特の余韻がありました。あれもまた独特の良さだと思います。
僕も少し前までMenuet2を使ってました。僕自身ここまでになってしまうとはその時は思っていませんでしたねえ。自宅にいる時間が大幅に増えたためっていうのはあるんです。仕事とプライベートを切り分けるために何か欲しいというか。でもやっぱり好きな音楽を良い音で、ああもっと良い音でとこうなってしまったわけですが(笑)。
遠くまで来ていただいた分楽しんでいただけたなら、僕はとても嬉しいです。
とんがりモードのS-3EX是非聴きにいかせてくださいね!
僕もリンク貼らせていただきます。オーディオの話が少ない&さぼっていましたがこれから頑張りたい所存です(笑)。これからもよろしくお願いします~。
2008/12/26 00:11 by 7 URL 編集
No title
うちのプリなんですが、Flight pre mk3ではなくmk2なんです。大した違いはないんですが、一応念のため~。
2008/12/26 00:12 by 7 URL 編集
No title
スピーカーの支配力は予想以上でした。確かに購入直後に自作真空管アンプ等も繋いでみましたけど、当然ながら同一傾向がありました。使う人が違っても同じことだということですね。
ヘイリーのCDは今度お邪魔したときに是非聞かせてください。
>7さん
やっぱり音全体が真空管アンプの影響を受けているように思いました。ぶちゃけ、真空管アンプとこのスピーカーのセットではエッジの立った音は難しいと思います。低音の制動に限界があると思うので。アクセサリー類もまだこれからだと思いますが、やらないところの良さみたいなものを感じたのが刺激的でした。うちはドーピングありきですので・・・。
高いケーブルで解像度を上げるとシステムの荒が見えてきて、今の良さが失われる場合もあると思います。特にスピーカーケーブルは要注意です。
そねさんちのピエガはどちらかというと寒色系のような印象があります。今は更に変わっていると思います。楽しみです。
Menuet2を使っていた話が既に昔話なんて・・・贅沢ですね~。うちのMenuetはまだ別室に置いてあります。聴くことは殆どありませんが。
型番修正しておきました。Philewebの所有機器からコピペしたのが失敗でした。
2008/12/26 07:39 by freestyle URL 編集
No title
中域も以前は情報量が今より少なかったせいもあると思うのですが、もう少し見通しがよかった気がするんですね。
前のプレイヤーではもう少しあったものが、プレイヤーの交換で引っ込んでしまったなと思うところがいくつかあるわけで。その部分はキャパシティとして余地があるのではないかなと。
ただ確かにやらない事の良さというのはあるのかもしれませんね。
どちらにしろどこかが出ればどこかが引っ込むというのが常なのかもしれません。
僕のチューンはほんの少しを整えるだけですので、大きく変わってしまうような事はあまりしていないんですね。ただその僅かな差がしっくり来るかこないかに関わっているように思えるもので。
アナログが良かったというのも、あのターンテーブルがうちの機器で一番長くいるのでしっくりきているというのもあるのかもしれません(笑)。
まあなんにせよちょっとづつ整えていこうと思っています。どのみち今のイメージを大きく変えるような事はしないと思います。
スピーカーケーブルの事はそうですね。いたずらに高いものでなく相性のよさそうなものを探してみようと思います。HGAというアメリカのメーカーの純銀ブレイド線が1m/5000位なので試してみようかなと思っているんですけれども。バイワイアリングもできるし。
menuetが昔話になっているというのは、前の機材を残しておけない経済事情があるのです(笑)。僕もできれば手放したくなかったんですけれどね。今は友人が代わりに使ってくれているので、まあ良いかなと思っています。
あ、それとついでのようで申し訳ないのですが、もし大丈夫だったら年明けのご予定をどこかで教えていただけますか?freestyleさんのS-3EXを聴きにいかせていただきたいもので。
2008/12/26 16:22 by 7 URL 編集
では
HGAはけ~ぶる舎のやつですか?何だか掲示板を見る限り、7さん好みのような感じですね。よさげ。
>どちらにしろどこかが出ればどこかが引っ込むというのが常なのかもしれません。
案外そうでもないかもしれませんよ。もちろん、全くゼロというわけにはいかないかもしれませんが、かなりのところまで追い込み可能です。
ただアクセサリー選択のノウハウ、そして投資がかなりかかります。そして、その音がベストかというと好みもありますし言い切れないかもしれない。基本システムへの要求も高くなります。この辺りの話はまたfreestyle流にて。
うちの初代Menuetの話をすると、うちでは約7年程度メインで使用しました。その後、AV用のメインスピーカーとして復活した時期もありました。長い時間が経つと色々事件が起こります。スタンドから落下して角は潰れるわ、キズだらけになるわ。もはや売っても二束三文。結局手元に残ることになりました。
働き出して最初に買ったピュアスピーカーでもありますし、未だに思い入れがあります。代理店も今のDENONでは無かったですし、値段より高かった。知名度も低かったです。
2008/12/26 23:30 by freestyle URL 編集
了解です
バナナプラグは本社の方が安いので、一緒に買っても良いのですがケーブルの太さは違うんですよね。
>案外そうでもないかもしれませんよ。もちろん、全くゼロというわけにはいかないかもしれませんが、かなりのところまで追い込み可能です。
なるほど、そうですね。ノウハウと投資の問題もよくわかります。
全体のバランスが崩れるのが何よりも嫌なので、ちょこちょこ手を入れていけたらなと思っています。もちろん総計したらパワーアンプ買えちゃったという事にならない程度に(笑)。
Menuet7年もお使いになられたんですか!それは思い入れが湧きますね!
僕が一番最初に買ったピュアスピーカー(と言っていいかどうか)はBOSEの121というウェストボロウシリーズのやつでした。一体型のアンプとセットでした。
これは僕も高校を出る頃分割で買って、Menuet2を買うまで6年以上使いました。今も別の部屋で使っています。
やっぱりfreestyleさんと同じような理由で売れないのと、何となく手放せなくなったもので。
DALIの代理店がDENONでなかった頃はまだ僕はオーディオの事を知らなかったですねえ~。人に歴史あり、オーディオに歴史ありですね。
2008/12/27 01:21 by 7 URL 編集
なつかしい
まともな単体系コンポとの出会いといえば、大学時代に使っていたJBL J216だったかな?が最初ですね。これは6年使いました。Sansuiのアンプとセットで使っていました。音はガッツのあるJBLサウンド。JAZZやダンスミュージックとの相性は良かったが、PAっぽい音だったような気がする。
それ以前にもジャンク系スピーカーの入手経験はありますが、なんだか話題にもならないので終わりにします。
2008/12/27 07:46 by freestyle URL 編集