フライングモール DAD-M310

DAD-M310.jpg

ヤフオクでついついゲットしてしまったブツ。随分安くなっていたもので…。
ご存じのようにサポートに不安がある状況ですので、万人にお勧めできるものではないのは確かですが…。取引もちょっとばかりスリリングなことになっていて、商品がなかなか到着せず。発送元は浜松市。会社再建の資金調達の一助になっていればいいのですが。現在またHPが閉鎖になってます。(あ、会社から直販してもらったわけではありませんので。念のため。出品者の方が会社と関係あるかどうか当方はわかりません)

ところで、当方は今まで結構な数のデジタルアンプに挑戦してきました。
以下に挑戦したアンプを列挙すると

・Sharp SM-SX10 SEⅡ
・Rotel RB-1091
・Flying Mole DAD-M100pro HT (初期型)
・Joysound AP-70
・kamaden TAA4100KIT
・Panasonic SU-XR700
・Flying Mole CA-S3

やっぱり最も印象的だったのは、SM-SX10じゃないでしょうか。それまでの中で群を抜いてクオリティが高かった。ただ当時所有していたInfinity Kappa90との相性はイマイチ。というか、Infinityの遅い低音はどのデジタルアンプとも相性は今一つでした。当時、どうしても今の所有物を使い倒そうという精神があり、逆にそれが道のりを長くしていたような気がします。
デジタル入力で入れた音はとにかく澄み渡る。これはアナログ入力タイプのものにはないと思います。ただ、欲をいえばかなり精密に管理された音場という感じがしなくもなく、リラックスして聴く感じにはなりにくい傾向があったような気がします。

Rotel RB-1091はICE POWERモジュールを搭載した機種。かなり手強いヤツでした。お店で試聴したときはさっぱりとしてなかなかの鳴りっぷりでしたが、家ではまともに音にならない。パワーケーブルを自作して挑戦するものの、思った方向に変化しないため最後は挫折。今だったらアイソレーショントランスを入れていたと思うけれど、当時はそこまで知識がなかったです。ローテルというブランドイメージがマニアックすぎたというのも手放した理由だったりして。

DAD-M100はホームシアター系でそれなりに導入されている方も多い機種です。これは第一印象が今一つでした。悲しいのは音に艶らしきものが一切ないこと。これもヤフオクでかなり安価に入手したもので、価格的に不満を言っても仕方がないというのもありますが、どこか残念な感じが漂う。改造する人が多いのもうなづけます。

他はまた今度の機会に。気になる機種がある人はコメント欄まで。
では、M310についてのレビューをしましょう。

第一印象はとにかくさっぱり。解像感があり、非常に見通しが良い。それなのに誇張感がないのが好印象です。下位のM100とは別物です。出なかった柔らかさや艶の表現も随分改善されているように思います。
全く味付け等は行わず、まさに入力のまま出力している印象です。それでいて、デジタルアンプで犠牲になりやすい低音の厚みは必要十分に出ている印象。立ち上がりが早いのでそれに対応できるスピーカーであれば違和感はないと思います。
それから、業務用としての評価がうなづけるエネルギーバランスだと思います。これはラック組み込みタイプの業務用アンプに共通するものがありますね。

電源ケーブルには敏感に反応します。やはりトランス式のアンプよりこの点はシビアで、その変化ぶりはCDP並。タップへの給電に自作TUNAMIを挿したら、やり過ぎ感が出てしまいNGでした。Blackmambaノーマルを挿したら、そのままベストなバランスに。いかようにも変化しそうなので、パワーケーブルで調節し好みの音に変えることも可能なようです。
このあたり、Rotelよりチューニングを含めた扱いはかなり良さそうです。標準ケーブルでこのレベルに達することから、製品としてのクオリティの高さは相当なものと感じました。デジタルアンプにありがちな残留ノイズもRotelより少ないようです。十分な電源対策が行われた結果かもしれません。

業務用っぽいと書きましたが、この表現について少し解説。
業務用アンプとホームオーディオ用アンプとの基本仕様の大きな違いと思われるのが、リスニング時の音量設定。業務用アンプに残留ノイズの大きなものが普通にあったりするのは、かなり大きな音で使用することを想定しているから。大音量マニアの方を除いて、ホームオーディオの音量はスタジオミキシングのものと比べるとかなり小さいと思います。
このアンプは残留ノイズの点でホームオーディオ的な面をクリアしていますが、音量的なものとなるとやや微妙な部分もあるような気がしました。聴いていると、ボリュームをもう一回りしたくなってしまう…。音抜けが良い分、その衝動に駆られます。前段にMLなんか使っているからも更にその傾向が強いのかもしれません。最初から機器を組み合わせるならば、もう少し肉厚系のプリをいれた方がホームオーディオ的には使いやすいかもと思いました。

この会社、本当に残念ですね。この製品の基礎体力を持ってすれば、素人目にもかなりの製品展開ができたのではと思います。「デジタルアンプ→低価格」みたいな図式になってしまったのがいけなかったのか。



で、最後に「これ入手して何をするの?」って疑問が湧いてきた方がいると思いますが、それは訊かない約束でお願いします(^^;
サブシステムで鳴らないスピーカーを鳴らすとか、将来のホームシアター用とか言い訳は沢山できるんですが、やめておきましょう。残り物に集中する人間の心理そのものでした。

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ベリンガーA-500はどうでしょう?2万くらいですが。

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私はラステームシステムズのD-AMPでした。
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