2018/02/17
マランツ PM6006

マランツのAVアンプが良かったことから、実売アンダー5万円のこの機種を入手してみました。
リビングのLE8T駆動用です。
期待を裏切らず、これは良い!細かい音の分解能に長けていて価格からは想像できない仕上がり。
DACまで内蔵していてなんというコスパ!「for Music Lover」という感じのアンプです。
中華アンプのコスパにも驚いていましたが、趣味として面白いものの一つの機種を長く使う感じではないでしょう。
中華アンプとの大きな音質差はノイズレベルの低さだと思います。リニア電源化しても追いつかないレベルです。
メインで使用しているX-PM100に迫る解像感でありながら、アナログアンプらしいエッジがほんのりと柔らかくなる感じ。老舗のアンプメーカーの底力と言えそう。ソプラノ楽器やボーカルのサ行が優しく心に響く感じがあります。
自分が最初に購入したアンプはサンスイでした。その次はマランツ。そして今、マランツの音に帰ってきたようなところもあります。最近のマランツの高級ラインの音はあまり好みではなかったのですが、このアンプにはあの頃の音に近いものを感じました。
製品到着直後の音はいつものマランツらしく、音が細すぎて思わずトーンコントロールで低音を上げる感じ。2週間くらい通電すると落ち着いてきます。
エントリークラスゆえにハイエンド志向の人には目向きもされない機種ながら、中華アンプの10倍の価格?
やはりオーディオは電源。大型の電源を搭載しているのが高音質に貢献しているのでしょう。最近の小型アンプも優秀ですが、音に余裕が出ないのは宿命でしょうか。